鍼灸師が教える!お灸のやり方と火傷の対処法
鍼灸師
最近お灸ブームが到来し、ご自身でお灸を使ってセルフケアをする方が増えているようですね。今回は正しいお灸のやり方やお灸の種類、自分にあったお灸の選び方についてお伝えします。

お灸の種類

お灸と言っても実は種類がたくさんあることをご存知ですか?症状やライフスタイルによって使い分けができるので、お灸の種類から紹介していきます。

燃やさないお灸

https://www.sennenq.co.jp/shop/products/detail/55

こちらはせんねん灸から出ている火を使わないお灸《太陽》です。カイロと何が違うの?と思う方もいるかもしれませんが、こちらは乾燥したよもぎの葉っぱが使用されています。よもぎの成分には、チネオールという揮発性の物質が含まれておりよもぎの成分が体の調子を整えます。

貼ってから3時間ほど持続時間があります。

メリット:お灸の煙が苦手・お灸をする時間が中々取れない方にはオススメです。

デメリット:火を使うお灸よりは体に伝わる熱量が低い

台座灸

https://www.sennenq.co.jp/shop/products/detail/3

一般的なお灸の代表と言えば、この台座灸です。土台がシールになっていて、ツボに貼り付けるタイプです。この台座灸には、種類が沢山あり温度や香りまで選べることが特徴です。

初心者の方は、温度が熱すぎない物から挑戦してみましょう。

メリット:熱さを選べ、煙の香りも選択できる。手軽な上に体にしっかり熱が入る。

デメリット:ツーンとした独特の熱い感覚を感じる(感じ方に個人差あり)

炭灸

https://www.sennenq.co.jp/shop/products/detail/52

こちらは、素材が炭でできたお灸です。煙が苦手な方は炭灸がオススメ。

メリット:煙が出ずに体の芯まで温まる

デメリット:火がつきにくく、着火までに時間がかかる。

棒灸

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スティック状のお灸です。肌に直接触れないかざすタイプのお灸。

メリット:台座灸独特のツーンとした熱さを感じずに体を温めることができる。

デメリット:煙の量が多い。

お灸をすることを避けた方がいい人

糖尿病・末梢神経障害などの感覚が鈍くなっている方、煙で咳き込む方はお灸を避けることをお勧めします。

安全なお灸のやり方

せんねん灸公式ホームページより引用

お灸をするときに準備するもの

灰皿・ライター・ピンセット

火傷してしまった時の対処法

感覚というものは、個人差がありお灸の熱さに耐えられ火傷をする人も少なくありません。万が一火傷をしてしまった場合は以下の対処をお勧めします。

  • 流水を15分以上患部に当てる
  • 軟膏を塗る。(紫雲膏:しうんこう/太乙膏:たいいつこうなど)

水ぶくれになってしまった場合は潰さずに、病院にかかることをお勧めします。

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