生理痛の症状
お腹の痛み・腰痛・頭痛・肩こり・下痢・吐き気・貧血など
生理痛の原因は?
本来なら生理痛は無いことが正常な状態と言われますが、軽い〜重い程度も含め生理の有る女性の8割が生理痛を経験しているとのこと。
現代の女性が経験する生理痛は50年前と比べ400回も月経回数が多いと言われています。また晩婚化を理由に妊娠・出産回数も減っているため生理痛が起きやすい体内環境になっていることも事実です。
ではなぜ、出産回数が少なく、生理の回数が多いと生理痛が起きやすくなるのでしょうか?
生理痛には主に3つの原因があると言われています。
プラスタグランジンの増加
プロスタグランジンとはホルモンの一種で子宮の筋肉を収縮させる働きがあります。このプロスタグランジンの分泌が必要以上に増えると、生理痛が酷くなると言われています。
生理とは不要になった子宮内膜を体の外に促し、血液として排出されます。子宮内膜を外に押し出す際に子宮がキューっと収縮するのがプロスタグランジンの働きです。
体の冷え
生理痛がひどい人に共通して見られるのが体の冷えです。体が冷えていると骨盤内の血流がうっ血し、骨盤内で血液が塊やすくなります。経血が黒っぽかったり、塊として出る方は体が冷えている証拠かもしれません。
ストレス
仕事や家庭、育児など、ストレスの原因は人それぞれですがストレスが体に及ぼす影響は多くあります。そのうちの1つとして生理痛が挙げられます。
ストレスと自律神経には深い関わりがあります。自律神経には日中に働く交感神経と夕方から夜にかけて働く副交感神経があります。
交感神経とは、日中活動しているときに働く神経で緊張感を持っている時や運動しているときに働きます。緊張状態が持続している状態はストレスが高まっていることと同じ状態です。
では、交感神経が優位なことと生理痛がどんな繋がりがあるのでしょうか?
交感神経の役割の1つとして、血管の収縮作用があります。先にも述べたように生理痛の原因には冷えが関係してきます。血管の収縮が続くと体は冷えやすくなり骨盤内の血流も低下します。結果として生理痛が生じやすくなると言われています。
生理痛を和らげる方法
⑴ツボにお灸をする
生理痛の患者さんのセルフケアとして私はいつもお灸を勧めています。
三陰交(さんいんこう)は骨盤内の血流を良くする有名なツボの一つです。このツボに,できれば生理が始まる1週間前からお灸を1日3個づつ(両足)にすると生理痛の予防ができます。
生理が始まってからお灸をするのも構いませんが、私の経験上では生理開始前から予防としてお灸をする方が緩和に繋がっています。
《お灸をする際に準備するもの》
灰皿・ライター・ピンセット
※ライターはチャッカマンをオススメします。お灸に火をつける際は必ず自分の手の甲に載せてから火をつけましょう。
※お灸は熱くても我慢するものでは無いので、熱いと感じたらすぐに取りましょう。お灸が完全に燃え終わるまで約5分程です。(お灸の種類によって差がある)
⑵ナプキンの種類を変えてみる
布ナプキン
布ナプキンと聞くと、洗うの面倒くさそう、漏れそうで怖いなど色々不安な点が出てくるかもしれません。
私も最初は同じ思いでした。布ナプキンを使用するきっかけになったのは海外で生活をすることが決まってから。以前、海外旅行中に生理になり現地でナプキンを購入しましたが吸収が悪くあまり使いたく無いなと思いました。
これから長期で海外で生活するのに日本の使い捨てナプキンを持っていくのはかさばるし・・と思っていた矢先に出会ったのが布ナプキンです。布ナプキンを使用して感動したのが暖かさです。膣から子宮に繋がっている私たちの身体構造ですが何重にも折り重なった布ナプキンをつけると子宮まで暖かく感じます。
布ナプキンを愛用して丸3年経ちますが、初期に購入したものをずっと愛用しています。経血が漏れた経験は一度もありません。
生理の量に応じて種類が選べますし、何よりも可愛い生地で作られている布ナプキンを使用すると気分が上がります。
洗い方は簡単。ぬるま湯に重曹を入れて経血が落ちるまで洗って干すだけ。
所持枚数は生理の期間や量によって異なりますが、私の場合は少ない日用4枚・ふつうの日用4枚・多い日用3枚の計11枚で足りています。
">オーガニックコットンのナプキン
日常が忙しすぎて少しでも、時短を望むあなたにはオーガニックコットンのナプキンがオススメ。
ドラッグストアでも簡単に手に入ります。使用感はオーガニックでないナプキンと比べると吸収量が少なく取り替える量が増えました。(あくまで個人的な感想です。)
通常のナプキンに比べて、ふわふわな使用感でこちらも暖かく感じました。
ライフスタイルに合わせて、お気に入りの物・方法をぜひ模索してみてくださいね。